生活力デザイナー制度

生活力デザイナー制度設立にあたって

 障害を持っていても活発に旅行に出かけたり、友人との会話を楽しまれている方に出会うことがあります。中には身体の半分が麻痺していてもスキューバーダイビングを楽しまれる方もおられます。そのような方は、身体が一見不利と思われる状態でも工夫をすることで、生活を楽しまれています。そのような姿を見ると誰もが勇気付けられます。

 しかし、中には生活をすることに余裕がなくなってしまい、生活する事を諦めかけたり、元気がなくなってしまった方もいらっしゃいます。それはもしかすると、生活を行う方法や適切な運動を知る機会がないためかもしれません。

 生活カデザイナー制度ではこのようなご利用者様の新たな生活する力を獲得し、その方が主役になれるステージを提供させていただく役割を目指しています。そのために必要なリハビリテーション理論や運動療法、ご利用者様と一緒に生活目標を計画・立案する手法や専門知識を勉強します。そしてスタッフ間での情報の共有が増え、ご利用者様と喜びを分かち合えることを目標としてこの制度を設立しました。

生活力デザイナーの現場

退院されてから必要なこと。それは自宅での生活を継続するということ。その為に必要な歩行能力向上を目的とした徒手メニューを始め、ご利用者様と一緒に目標を設定し必要なメニューの提供、共同作業を実施します。

サポート体制

資格取得後も定期的にデザイナー全体の研修会でのスキルアップや先輩スタッフが振り返りをする時間を持ち仕事をする上での不安や悩みをしっかりとサポートできる体制を整えています。

取得者からの声

3級取得者 土澤 裕

Q.資格を取得されてご利用者様との関わりにどのような変化がありましたか?

A.3級を取得したことで、よりご利用者様と深く接する機会が増えました。そして、ご利用者様の生活をよりイメージ出来るようになりました。また、ご利用者様の目標に対してのアプローチ、個別メニューの提案などを行えるようになったことで、自分の中に責任感も出てきました。不安や重圧もありますが、ご利用者様と接する時間を大切に、ご利用者様を好きになり、心に添った関わりを行い、ご利用者様からの笑顔や言葉に力を頂きながら、今後もご利用者様としっかりと向き合っていきます。

2級取得者 三好 津美江

Q.生活力デザイナー2級を取得されてご利用者様との関わりにどのような変化がありましたか?

A.大きな変化としては、日常生活動作や歩行の分析を勉強してきた中で、以前より自信を持ってメニューを提案できるようになったことでしょうか。歩行の姿勢や生活の動作が意識できるようになったため、思い切った声掛けができるようになりました。その方の生活を意識し、「歩いてみましょうか?」「座ってするよりも立って足のストレッチをするほうが効果は大きいですよ。」以前は不安に感じながら行っていた事も、評価やリスク管理なども習得し、他スタッフと協働する中で自信を持って決断することができるようになってきています。

■生活力デザイナー2級カリキュラムの紹介

  • 日常生活動作(ADL)
  • 基本動作
  • 歩行分析
  • ICF概念
  • 身体機能測定
  • 各評価資料
  • 症例検討


■生活力デザイナー3級カリキュラムの紹介

  • 運動学、解剖学
  • リスク管理
  • 脳卒中・パーキンソン病
    などの基礎知識を学習し、安全かつ効果的な運動療法を習得できるようなカリキュラムとなっています。