■パートナー制度とは・・・
近年、医療福祉の人材を育成する学校・職業訓練校の数は増え続けました。ところが、最近の医療福祉業界の悪いイメージなどが先行し、学生が集まらず定員割れを起こすなど、若者の医療福祉離れが進んでいると聞き及んでいます。更に、就職に至っても、人材難を背景にした労働環境の悪化により、高い離職率という業界全体の課題もあります。
創心會では、このような社会全体の課題解決に向け「いかにスタッフをサポートし、定着率を高められるか」ということに真剣に取り組んでいます。そのひとつがパートナー制度です。
初めての就職では、わからないことや不安なことがたくさんあります。そんな新人スタッフをサポートして安心して働くことができるように、さらにやりがいにつなげることができるように・・・1人の新人スタッフに1人の先輩がパートナーとしてつき、仕事のこと、プライベートなこと、些細なこと、何でも相談にのって一緒に解決し、先輩と共に育つ“共育”システム、それがパートナー制度です。

■パートナーと新人の具体的関わり
訪問看護ステーション 橿原(新人)・渡部(パートナー)

リハビリ倶楽部 春名(新人)・門田(パートナー)

生活力デザイナ 柚木(新人)・山田(パートナー)
パートナーの山田さんは、私が入社して仕事に慣れてきたころに、もう一度利用者様への接し方などを見直してみてと『自己洞察』の機会を設けてくださいました。それは交換ノートなのですが、今仕事について自分の捉えていることを素直に書きました。驚いたのは山田さんからのアドバイスで、私の書いた各カテゴリーに全てコメントされ、その内容がとても具体的でした。気配りがあり、大切なところには下線をつけ、うまく出来ていることにはお褒めのコメントを加えて下さり、それが私の確認作業となり、私のやる気をさらに高めてくれました。
生活力デザイナーとして直接的に利用者様のお身体に障ることはとてもデリケートなことが多く、その手応えは新人時代の私にとっても難しいものでした。柚木さんが自分のやり方が利用者様に合っているか、正しくストレッチ等できているか自信がなくなった頃、本人から業務後の特別指導をお願いしてこられました。私は快く被検者になり、彼女の不安であった部分を思い切って練習してもらいました。実は私も一年目のときには同じように先輩に指導をいただきました。今までは教えてもらう側だった自分が教える立場となり、実際に後輩から尋ねてもらえたことが嬉しくて、おかげで私の自信にもなりました。

■共に育つ教育の実践
この制度は、新入社員であったパートナー自身の振り返りの場でもあります。学んできたことを今度は「伝える」という作業を通すことで、現在の自分はどうであるかという振り返りができます。また、相手の想いを汲み取る作業、自身の考え・想いを伝える作業を繰り返すことで、指導者としての能力向上にも結び付きます。新入社員を目標に導いていくことで、同時にパートナー自身も「目標へ向かっていく」というマネジメント意識の向上に繋がると考えております。