お知らせ
NEWS
訪問看護スタッフさんの役割と魅力
お知らせある日の訪問看護師Sさんの訪問に同行させて頂きましたのでご紹介したいと思います。
脳出血後遺症、糖尿病、右片まひのご利用者様への1時間訪問です。
看護師Sさんは朝、8:30に会社を出発。20分ほど車で走りご利用者様宅に到着です!
①バイタルチェック
挨拶の後、ご本人様・奥様と話をしながらバイタルチェックをします。
会話の中より「今朝は忙しくて朝ごはんをまだ食べられていない」ことが判明。
看護師Sさん:「朝ごはんを食べましょう!奥様、ごはんの用意をお願いできますか?」
ご利用者様、しっかりお食事を召し上がられました。良かったです(^^)
②手浴+足浴
床にビニールシートを敷き、お湯の入ったバケツ、泡石鹸、洗浄ボトル、タオルをセッティング。
足浴バケツに足をつけて頂きながらお湯を張った洗面器で両手を優しく洗います。
泡で包まれた手は、ケチャップ様の洗浄ボトルに入れたお湯をかけて泡をすすぎタオルで水気を拭きます。
手浴の次は同様の手順で足浴。看護師Sさんはとても笑顔が優しく手際がいいです。ご利用者様も気持ちよさそう(^^)/
その後は、皮膚の状態をチェックしながら処方軟膏を塗布しました。
③排便コントロール
ご利用者様にベッドに横になって頂き、看護師Sさんがお湯を捨ててくる間に“足上げ”と“おしり上げ”をして頂きます。限られた時間は無駄にしません(^^)
ポ-タブルのセッティング。BED上でリハビリパンツの下にもう一枚パットを敷きグリセリン浣腸施行。いつもはお腹のマッサージをするそうですが、食後ということで今日はなしです。しばらくして排便がありすっきりです。奥様にもご報告します。
④血糖管理
血糖測定の後、インシュリン注射施行。
⑤他事業所との連携
訪問診療のDrへメッセージを残します。
今回のご利用者様は、脳出血で倒れた後、麻痺が残ったものの「家に帰りたい」という強いご希望により在宅へ。訪問看護、訪問診療、デイサービスでその生活をサポートしています。看護師Sさんは60分という限られた時間の中で、優しい笑顔で会話を傾聴し、話の端々から想いや症状を汲みとっていました。今回は朝ごはんを食べられておらず、いつもとは時間配分も違ったことでしょう。「訪問看護は家庭によって頂けるお湯の量が決まっていたり、汚水を捨てる場所も違ったり、貸して頂けるタオルの枚数もそれぞれ。それぞれの家庭に合わせてケアをしています。創心會に入社して初めて訪問看護の仕事に就き、悩んだこともあったけれど今はとてもやりがいを感じています。」と言われていました。地域における訪問看護師さんの役割、看護師Sさんの魅力を感じました。創心会訪問看護応援団:赤木