お知らせ

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2020.05.18

訪問看護のケア紹介

お知らせ

ある日の訪問看護師Kさんの訪問に同行させて頂きましたのでご紹介します。

脳梗塞後遺症O様への1時間訪問です。

本日のケア内容は、健康管理、排便コントロール(浣腸、摘便)、保清(足浴)、介護指導です。

 

①介護指導

 ご自宅に到着されるとすぐ、奥様より使用中のパットについてのご相談です。

 「以前使っていたパットが出てきました。これを使っても大丈夫ですか?新しく購入するものは、これでも大丈夫でしょうか?」と。

 「大丈夫だと思いますよ。これで使ってみて、ダメなようならもう一つ大きいサイズに変えられてはどうですか?購入の時は、お店に見本に持って行ったらいいですよ」

  Kさんのアドバイスに、奥様も安心されたようで、すぐお店へ出かけられました。

②健康管理(バイタル測定)

 体温、血圧、SPO2のバイタル測定。

「朝は普通通り食べれました?」「便は出ました?」と会話を交わしながら健康状態をチェックします。

③保清(足浴)

 会話をしながら、泡石鹸でやさしく足を洗います。「ごはんが、食べれてるからお腹が少し張っているんでしょうね」「気分悪くないですか?」

 「お風呂はデイサービスで週二回入られていますが、起立性低血圧もあるので注意しながら循環を良くするための足浴をしています」Kさんは教えてくれました。

④健康管理(聴診と爪マッサージ)

 

 ベッドに横になって頂き、お腹の状態を確認します。「腸の音を聞かせてください」「少し張ってますね」

 横になるとき、必要以上に介助はしません。KさんはO様の足を抑え、O様がベッド柵を持ちながらゆっくりとご自分で横になるのを見守ります。

 続いて爪マッサージです。創心會では、爪マッサージを積極的に取り入れています。爪の周りを綿棒でマッサージすることで全身の血流が良くなるそうです。

⑤排便コントロール(浣腸による排便)

 浣腸施行。「固いからお手伝いしますね」指で肛門付近の固い便をほぐします。

「大分柔らかくなってきましたよ」最初の固い便が出ると、だんだん自力排便へ。

「もう、8割くらい出ています。ボチボチでいいですよ(^^)」 

 お腹の触診。「大分お腹が柔らかくなりました」「もうひと頑張りですね」「ちょっとお手伝いします」

 お腹のマッサージ施行。

「どうですか?」「すっきりしました?」

 きれいに洗浄してワセリンを塗布してすっきりです(^^♪

「たくさん、出たから疲れたでしょう」「奥様が帰ってきたら、お茶飲ませてもらってくださいね」

「ありがとうございました」

 

今回は、訪問看護師さんの主なケアを見せて頂きました。

60分目一杯、O様との会話の中で健康状態を把握し、在宅生活ができるように手際の良いケアをしていました。

Kさんは、入社して9年目のベテラン看護師さんです。

丁寧なケアや手際の良さはもちろん、創心會の理念に基づいたケア(出来ることはご利用者様にして頂く)が感じられました。

 

今回、ご本人様・ご家族様には同行を温かく受け入れて頂き感謝申し上げます。

創心会訪問看護応援団 赤木

 

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