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2018.11.29
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PT・OT・STブログ
こんにちは!
寒暖差が大きく、日々の服装を選ぶのも大変ですね。でも岡山の冬は暖かく過ごしやすくて、驚いています。
益野センター所属、作業療法士の吉田宗主です!今年の男前グランプリにも参戦予定です!
今回は訪問させて頂いているご利用者様の事を少し書きたいと思います。
題名にも書いた「セイタカアワダチソウ」皆さんご存知ですか?
実はこの「セイタカアワダチソウ」は外来種で、明治の初期頃に日本に観賞用に輸入されたらしいです。
この「セイタカアワダチソウ」は最近では要注意外来生物に指定され、侵略的外来種ワースト100にもランクインしています。
しかし、そんな「セイタカアワダチソウ」ですが、ご利用者様からこんな話を聴きました。
「セイタカアワダチソウは日本では邪見にされるけど、昔、生け花教室で花を買う事ができなくて、よくあの花を切って教室に通ったよ。だからあの花を見ると当時の記憶が蘇って、また頑張ろうと思えるのよ。」と言われます。以前は生け花の品評会に出品され賞を頂いた事もある腕前です。
私はこの事をキッカケに、庭で小さな園芸を勧めました。
当初は、病院や通所サービス以外は庭にも出る事はなかったようですが、「あの子たちに水をあげなきゃ」「虫に食われていないか心配」と言っていると、娘様が嬉しそうに話されていました。
この利用者様はアルツハイマー型認知症、脊柱管狭窄症を患いながらも、毎日の日記にはちゃんと、「水やり」の項目が増えていました。
普段何気なく見ている草花にも色々な思い入れがあるんですね。
何か役割を持ち作業活動に没頭できることは素晴らしいと思います。
また、育てた花は枯れると勿体ないので「押し花にしたい」と言われ、来春には押し花を指導して頂く予定です。