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2019.03.25

大切な準備期間

PT・OT・STブログ

こんにちは、茶屋町付近で訪問しています。作業療法士の松尾です。

 岡山県はまだ桜の開花を聞かないですが、もうそろそろですね。

桜の花はまだまだ寒くなり始めるころにつぼみをつけます。

一番寒い頃に準備しているんですね。

 同じ様に、私たちが訪問している利用者様へのアプローチも準備期間が必要です。

病院や施設でも皆様に旬を知らせようと、早くから準備に取り掛かっていらっしゃることと思います。

ご自宅に訪問して「自分の家なんだからゆったりしたい」気持ちから

「やってみるか」という『その気』になってもらう気持ち作りが最初で一番大切なことです。

これさえクリアすれば目標まで目途が着くので早いことが多いです。

家庭の環境家族の説得など、やることはたくさんありますが、

私たちも本人の気持ちが前向きになっていると準備をする足取りも軽やかになります。

 

 歩くこと、外に出ることに不安を感じている方に目標(今回は花見)をもって前向きになってもらうためには、

寒くなり始め花が少なくなってきたころ私の企みは始まっているのです。

訪問時毎回ではないですが、

「今近くの桜を見たら、桜もつぼみの準備始めていました。植物ってすごいですね。」

「梅が咲き出しました。次は桜ですね。」とか情報を入れて

想像力を膨らませておくと、気持ちも作りやすいように思います。

気持ちの温度差がある場合はこちらも調整しないといけませんが。

 

 時には計画しようとしていた行事を忘れていてスルーしてしまう失敗も多いのですが、

利用者様の誕生日や、その家族のイベントに合わせて

調理リハをしたり物を作ったりするスタッフがいて、

その関係性が良い事や本人・家族への聞き取りが行き届いている事など、感心します。

写真に撮った利用者様の表情には感動しますね。

 それでは平成最後の桜が気持ちの良いものになりますように!

 

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